コラム

外国人の銀行口座開設におすすめの銀行をまとめて一覧で紹介

日本での生活を始める外国人にとって、銀行口座の開設は重要なステップです。しかし、どの銀行を選ぶべきか迷ってしまうこともありますよね。そこで、この記事では、外国人向けにおすすめの銀行と銀行口座開設の方法、銀行口座からの海外送金についてわかりやすく紹介していきます。

外国人の口座開設におすすめの銀行一覧

日本での生活をスムーズに始めるために、外国人の方にとって口座開設は重要です。ここからは、外国人におすすめの銀行をまとめて紹介していきます。
・ゆうちょ銀行
・三井住友銀行(SMBC)
・三菱UFJ銀行
・みずほ銀行
・SBI新生銀行
・楽天銀行

ゆうちょ銀行

ゆうちょ銀行は、外国人の方にとって銀行口座開設がしやすいとされています。在留期間が3か月以上であれば口座開設が可能であり、全国に店舗・ATMが多くあるため、利用しやすいのが特徴です。さらに、口座開設の案内や申込書の作成サービスも英語や中国語を含む14言語で提供されています。

▼利用可能な言語
英語、中国語(繁体字、簡体字)、韓国語、タガログ語、ベトナム語、クメール語、タイ語、フランス語、スペイン語、ポルトガル語、ネパール語、シンハラ語、ミャンマー語

▼必要書類
口座開設に必要な書類は以下の通りです。
・在留カード(在留満了日まで3か月以上あるもの。更新予定がある場合は、更新を終えてから口座開設しましょう。)
・学生証(在留資格が「留学」の方)
・社員証(在留資格が「技能実習」の方)

▼口座開設の流れ
口座開設の流れは、最寄りの郵便局に行き、必要事項を記入した口座開設申込書と必要書類を提出することです。

▼ATM引出手数料
ATM引出手数料は、曜日・時間に関係なく無料です。海外送金手数料は7,500円です。ただし、確認に時間がかかり、受付当日の口座開設ができない場合があります。その場合は、後日、通帳が郵送で送られてきますので、注意が必要です。

三井住友銀行(SMBC)

外国人の口座開設におすすめの銀行の一つとして、三井住友銀行(SMBC)が挙げられます。三井住友銀行は、ホームページからの口座開設が可能であり、窓口での取引確認が必要な点に留意する必要があります。口座開設には入国後6ヶ月以上の経過が必要であり、国内には455店舗の支店があります。

▼必要書類
三井住友銀行は、全国に支店やATMがある日本三大メガバンクの一つで、口座開設に必要な書類は、在留カード(在留満了日まで3か月以上あるもの)または特別永住者証明書、そして印鑑です。

▼口座開設の流れ
口座開設の方法は以下の3つの方法があります。

  1. アプリで口座開設:本人確認書類(在留カードまたは特別永住者証明書)を撮影してアップロードし、必要な情報を入力します。1〜2週間程度でキャッシュカードが届きますので、同封されている印鑑届に署名・捺印して返送します。
  2. インターネットで開設:申し込みにはSMSを利用できる携帯電話とメールアドレスが必要です。本人確認書類として、在留カード(特別永住者証明書)に加えて、運転免許証、マイナンバーカード、健康保険証のいずれかが必要です。三井住友銀行の公式サイトにアクセスし、ホームページ口座開設のページで手続きします。
  3. 店舗で開設:必要な書類を持って、家もしくは職場から近い支店の窓口で手続きします。口座の犯罪利用を防ぐため、氏名や開設した口座の使用目的、職業などを聞かれますので、準備しておくことがおすすめです。

▼ATM引出手数料
ATM引出手数料は、曜日や時間帯によって異なります。海外送金手数料は、海外支店・現地法人・提携銀行あてが7,000円、海外他行あてが7,500円です。

三菱UFJ銀行

外国人の方に口座開設が比較的容易な銀行の一つとして、三菱UFJ銀行が挙げられます。三菱UFJ銀行は日本最大手の銀行の一つであり、全国に多くの支店やATMがあります。信頼度や安定性を重視する方にとってもおすすめの銀行です。

▼必要書類
口座開設に必要な書類は以下の通りです。
・在留カード、または特別永住者証明書(該当する方)
・印鑑(届け印)※シャチハタ(インクが内蔵されている印鑑)は使用できません。

▼口座開設の流れ
家もしくは職場から近い支店に行き、必要事項を記入した口座開設申込書と必要書類を提出します。

▼ATM引出手数料
ATM引出手数料は、8:45~21:00までは無料です。その他の時間帯は1回につき110円かかります。海外送金手数料は、在外支店・現地法人あてが7,000円、他行あてが7,500円です。また、取扱手数料として送金金額の1/20%(最低2,500円)がかかります。

みずほ銀行

外国人の口座開設におすすめの銀行の一つとして、みずほ銀行が挙げられます。みずほ銀行は大手の銀行であり、全国に支店やATMが豊富にあります。口座開設の手続きは窓口だけでなく、インターネットでも行うことができます。

▼必要書類
口座開設に必要な書類は以下の通りです。
・在留カード(在留満了日まで3か月以上あるもの。更新予定がある場合は、更新を終えてから口座開設しましょう。)または特別永住者証明書(該当する方)
・印鑑

▼口座開設の流れ
口座開設の方法は以下の2つの方法があります。

  1. 店舗で開設
    ・家もしくは職場から近い支店に行き、必要事項を記入した口座開設申込書と必要書類を提出します。
  2. インターネットで開設
    ・公式サイトの口座開設ページにアクセスし、必要事項を入力します。
    ・家にプリンタがある場合は、「申込書をお客様ご自身で出力」というページで入力作業を進め、終わったら申込書を印刷して署名、捺印し、本人確認書類と一緒に封筒に入れ郵送します。
    ・家にプリンタがなく印刷できない場合は、「申込書を郵送で受け取る」ページから入力してください。1週間ほどすると申込書が郵送で届きますので、署名、捺印し、本人確認書類と一緒に封筒に入れて郵送します。

▼ATM引出手数料
ATM引出手数料は曜日や時間帯によって異なりますが、月曜日から金曜日の8:45〜18:00は無料です。海外送金手数料は、本支店あてが8,000円、他行あてが8,500円です。その他に、取扱手数料として送金金額の1/20%(最低2,500円)がかかります。

SBI新生銀行

外国人の口座開設におすすめの銀行の中で、SBI新生銀行は特に注目される銀行の一つです。SBI新生銀行のネットバンキングは、オンライン上で手続きができ、全て英語対応していますので、日本語の読み書きに自信がない外国人でも利用しやすいのが特徴です。

▼必要書類
口座開設には、在留カード(有効期限内のもの)、または特別永住者証明書が必要です。郵送で手続きする場合はコピーでOKです。また、その他以下の3つのうち、どれかが必要です:運転免許証(交付後6か月以上経過しているもの)のコピー、公共料金(固定電話、電気、水道、ガス、NHK)の領収書の原本(コピーは不可)、住民票の写し、または住民票記載事項証明書(コピーは不可)。

▼口座開設の流れ
口座開設の流れには2つの方法があります。1つ目は、郵送で口座開設を行う方法で、インターネットで口座開設申し込みフォームにアクセスし、必要事項を入力します。申込書は自宅のプリンタで印刷または新生銀行から郵送で取り寄せることができます。申込書に署名(または捺印)し、本人書類を同封して新生銀行に送付します。手続き完了後、キャッシュカード/セキュリティカード(簡易郵便)、暗証番号通知(特定記録)が別便で届きます。

もう1つは、店舗で口座開設を行う方法で、必要書類を持って、自宅または職場から近い支店に行き手続きします。印鑑を届け出る場合は印鑑も持参しましょう。新生銀行では、印鑑のほか、署名を届けることもできます。

▼ATM引出手数料
ATM引出手数料は、提携ATMにより異なります。代表的な手数料は以下の通りです:セブン銀行ATM(110円)、イオン銀行ATM(110円)、ゆうちょ銀行(110円、一部利用時間帯に制限あり)。また、海外送金手数料は、Goレミット海外送金サービスを利用した場合、2,000円かかります。

楽天銀行

外国人の口座開設におすすめの銀行の一つに、楽天銀行が挙げられます。楽天銀行は、楽天グループが運営するネット銀行であり、他の銀行と比べて金利が高めなのが特徴です。また、多くの銀行やコンビニと提携しているため、利用できるATMがたくさんあり、ネット銀行の中では使い勝手のよい銀行として知られています。

▼必要書類
口座開設に必要な書類は、在留カード(有効期限内のもの)または特別永住者証明書です。郵送で手続きする場合は、これらの書類のコピーでOKです。

▼口座開設の流れ
口座開設の流れは、インターネット(パソコン・スマホ)から申し込みが可能です。申し込み時には、名前や住所など口座開設に必要な情報を入力し、希望のカード(デビット機能付きキャッシュカード、キャッシュカード機能が付いていないプリペイドカード、クレジットカード一体型キャッシュカード)や本人特定事項の確認方法(「アプリを利用する方法」「配達員へ提示する方法」「郵送を利用する方法」)を選択します。

▼ATM引出手数料
ATM引出手数料は、利用する提携ATMによって異なります。代表的な手数料は以下の通りです:セブン銀行ATM(220円)、イオン銀行ATM(220円)、ゆうちょ銀行(275円)。海外送金手数料は750円であり、その他にも円貨送金手数料や海外中継銀行手数料が別途かかる場合があります。

外国人が日本の銀行口座を開設するための要件

外国人が日本の銀行口座を開設するための条件は、在留期間と住民票の取得です。在留期間は3カ月以上で、仕事や留学を目的に滞在している必要があります。また、住民票を取得していることも必須です。在留期間が6か月未満の場合や、住民票を持っていない場合は口座開設が制限されます。

外国人が日本の銀行口座を開設するための必要書類

外国人が日本の銀行口座を開設するには、本人確認書類(在留カードやパスポート)、住所確認書類(在留カードに記載された住所や住民票)、印鑑、連絡先(電話番号)が必要です。近年では、「印鑑レス口座」が普及し、印鑑の届出が不要な預金口座もあります。しかし、窓口やATMでの取引にはキャッシュカードが必要です。

外国人が日本の銀行口座から送金する方法

日本在住の外国人が日本から海外送金する主な理由は、母国の家族を支援するためと保険や税金の支払いのためです。家族への経済的支援は特に東南アジア出身者に見られます。保険や税金の支払いは欧米出身者が頻繁に行います。

送金方法としては、日本の銀行口座からの送金が一般的で、楽天銀行やみずほ銀行、三井住友銀行、ゆうちょ銀行などが利用されます。また、オンライン送金サービスや現地口座からの引き出しなども選択肢として挙げられます。

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