コラム

埼玉県に住む外国人労働者の特徴

この記事では、埼玉県に住む外国人労働者の特徴とその動向に焦点を当てて詳しく紹介していきます。外国人が埼玉を選ぶ理由やその背景にある要因、さらには神奈川県における外国人労働者の国籍や産業別の分布などについて解説しています。

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直近の埼玉県の外国人労働者の傾向

(参考):令和4年 10 月末現在における「外国人雇用状況」の届出状況について

埼玉県における最新の外国人労働者動向は、外国人雇用状況の届出制度に基づく令和4年10月末時点の統計によれば、埼玉県内で外国人を雇用する事業所は15,512か所で、外国人労働者数は92,936人に上ります。

昨年比較で、事業所数は1,000か所、外国人労働者数は6,156人増加し、それぞれ6.9%、7.1%の増加率を記録しています。

【国籍別】埼玉県の外国人労働者の特徴

(参考):令和4年 10 月末現在における「外国人雇用状況」の届出状況について

外国人労働者の国籍別割合を見ると、ベトナムと中国の比率が非常に高くなっています。最も多いベトナムが 26,529人で28.5%、次いで中国が19,779 人で21.3%となっており、この2つの国籍で全体の50%以上を占めています。また、前年と比較するとベトナムは1,354 人(5.4%)、中国は 907人(4.8%)増加しています。

また、割合が多い国3番目以降もフィリピン、ベトナム、ネパールなどのアジア諸国が占めており、埼玉県における外国人労働者の大半はアジア諸国から来ていることが分かります。

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【在留資格別】埼玉県の外国人労働者の特徴

(参考):令和4年 10 月末現在における「外国人雇用状況」の届出状況について

外国人労働者の在留資格別割合を見ると、「身分に基づく在留資格」が34,488人と最も多く、全体の約37.1%を占めています。次いで、留学などの「資格外活動」が19,709人で全体の21.2%となっています。
技能実習は15,372人で全体の約16.5%を占めていますが、前年比0.2%(32人)減少しており、唯一減少している在留資格です。
特定技能は4,167人で全体の約4.5%、専門的・技術的分野は19,200人で全体の約20.7%を占めています。

在留資格別を分析してみると、「身分に基づく在留資格」が最も多く、これは永住者や定住者、そして、配偶者など、永続的な在留資格を持つ労働者が多いことを示しています。
一方で、「専門的・技術的分野の在留資格」や「技能実習」の労働者数も増加しており、これは技術や専門知識を持つ外国人労働者の需要が高まっていることを反映しています。

在留資格別を分析してみると、「身分に基づく在留資格」が最も多く、これは永住者や定住者、そして、配偶者など、永続的な在留資格を持つ労働者が多いことを示しています。
一方で、「専門的・技術的分野の在留資格」や「技能実習」の労働者数も増加しており、これは技術や専門知識を持つ外国人労働者の需要が高まっていることを反映しています。

【国籍別・在留資格別】埼玉県の外国人労働者の特徴

(参考):令和4年 10 月末現在における「外国人雇用状況」の届出状況について

国籍別・在留資格別で見ると、ほとんどの在留資格でベトナムが1位を獲得しており、「専門的・技術的分野の在留資格」が32.7%、「技能実習」が50.8%%、「資格外活動」が42.8%、最も多い「特定技能」では53.1%の割合を占めています。これらの数字は、ベトナム人が多くの在留資格で日本の労働市場を支えており、日本の産業にとってなくてはならない存在であるということを示しています。

一方、中国は専門的・技術的分野の在留資格で26.0%とベトナム人に次いで多く、高度な技術を持つ人材として活躍しています。フィリピン人は身分に基づく在留資格で30.4%と、家族帯同で日本に住む人が多いのが特徴です。ネパール人は資格外活動で22.9%と、ベトナム人に次いで多く、主に留学生としてアルバイトなどで働いています。

これらの国籍別・在留資格別のデータは、日本の外国人労働者の現状を理解する上で重要です。
今後も、それぞれの国籍の人が持つ特性やニーズに合わせた政策を推進していくことが求められます。

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【地域別】埼玉県の外国人労働者の特徴

(参考):令和4年 10 月末現在における「外国人雇用状況」の届出状況について

埼玉県において、外国人雇用事業所数が最も多い地域は「川口」の2,597か所となっており、全体の16.7%となっています。次いで、「大宮」の2,444か所、「川越・東松山」の1,787か所と続いており、全体の15.8%と11.5%を占めています。

次に、外国人労働者が最も多いのは、「川越・東松山」の18,005人であり、全体の19.4%となっています。その後に、「大宮」の15,207人、「川口」の11,084人と続き、全体の割合としては、16.4%と11.9%を占めています。

外国人雇用事業所数と外国人労働者数の両方で、「大宮」が2位となっており、外国人の労働が盛んな地域であることが分かります。その他、外国人雇用事業所数と外国人労働者数の両者が多い傾向がある地域は、川越・東松山、熊谷・本庄などであり、割合は以下のようになっています。

川越・東松山
◦事業所数:1,787か所(全体の11.5%)
◦外国人労働者数:18,005人(全体の19.4%)

大宮
◦事業所数:2,444か所(全体の15.8%)
◦外国人労働者数:15,207人(全体の16.4%)

熊谷・本庄
◦事業所数:1,173か所(全体の7.6%)
◦外国人労働者数:7,457人(全体の8.0%)

【産業別】埼玉県の外国人労働者の特徴

(参考):令和4年 10 月末現在における「外国人雇用状況」の届出状況について

埼玉県の外国人雇用事業所数を産業別に見ると、「製造業」の3,168か所が最も多く、全体の20.4%を占めています。次に、「建設業」が3,045か所で19.6%、「卸売業・小売業」が3,025か所で19.5%と続いています。

また、外国人労働者の数を見ると、最も多いのは「製造業」の30,476人であり、全体の32.8%を占めています。その後に、「サービス業」の16,610人、「卸売業、小売業」の11,289人が続いており、全体に占める割合としては17.9%と12.1%となっています。

埼玉県における外国人雇用の産業別割合では、外国人雇用事業所数と外国人労働者数の両方で「製造業」が1位になっており、埼玉県の「製造業」分野において、外国人労働者の支えが大きいことが分かります。

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【事業所規模別】埼玉県の外国人労働者の特徴

(参考):令和4年 10 月末現在における「外国人雇用状況」の届出状況について

(参考):令和4年 10 月末現在における「外国人雇用状況」の届出状況について

埼玉県内の外国人雇用事業所の数を規模別に見ると、「30人未満」の事業所が8,724か所と最も多く、全体の半数以上である56.2%を占めています。次いで、「30〜99人」規模が2,328か所の15.0%、「100〜499人」規模が1,247か所の8.0%となっており、全体を通して小規模な事業所の割合が高いことが分かります。

また、外国人労働者の数を事業所規模別に見ても、「30人未満」が29,685人と最も多く、全体の31.9%になっています。次いで「100〜499人」規模の20,947人、「500人以上」規模の17,234人と続いており、全体の22.5%と18.5%を占めています。

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まとめ

最新のデータから、埼玉県の外国人労働者数や外国人雇用事業所は増加傾向にあり、特に製造業やサービス業、卸売・小売業での需要が高まっていることが見て取れました。

国籍や在留資格別の分析からも、各国の労働者の特徴やニーズが異なることが明らかになっています。
総じて、埼玉県は外国人にとって豊富なビジネス機会があることから、外国人が暮らしやすい人気の県であるということが分かりました。

YOLO総研 編集部 ラン

この記事を書いた人

YOLO総研 編集部 ラン

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