外国人がよく行くファミリーレストランランキング【YOLO総研】

フィリピン、アメリカ、フランスなど計48か国、164名の日本在住の外国人にオンラインアンケートを実施しました。この調査の結果、「外国人がよく行くファミリーレストランランキング」とともに、ランキング上位のファミレスに共通する特徴をまとめています。

より多くの日本在住外国人がよく行くファミレスはいったいどこでしょうか?それでは、日本在住外国人が日本在住外国人がよく行くファミレスランキングTOP10を確認してみましょう。

調査概要

■調査手法:インターネットによるアンケート
■調査対象:『YOLO JAPAN』( https://www.yolo-japan.com/en/ )を利用するユーザー
■調査期間:2023年10月18日~2023年11月27日
■有効回答数:164名(計48か国)

【国籍別】回答者属性

フィリピンが15.2%で最も多く、アメリカが10.4%、フランス、インドネシアが5.5%と続いています。計48か国、164名の日本在住の外国人に回答いただきました。

【在留資格別】回答者属性

在留資格に関しては、18.9%で最も多い回答者が「留学」の資格です。次いで、「技術・人文知識・国際業務」15.2%、「日本人の配偶者等」14.63%、「永住者」14.02%となります。

【年齢】回答者属性

回答者の年齢として、一番多かったのが「30代」で38.4%です。次いで、「20代」が31.7%、「40代」が14.6%となります。

【性別】回答者属性

男女比率に関しては、「男性」64.0%、「女性」36.0%となっています。

【TOP10】日本在住外国人がよく行くファミレスランキング

1位:サイゼリヤ(Saizeriya)

サイゼリヤは、日本の企業であり、埼玉県吉川市に本社を構えています。1970年代に日本のファミリーレストランの草創期にチェーン展開をスタートさせ、徹底したコストダウンにより低価格メニューを充実させ、若年層を中心に親しまれています。

全店でのドリンクバー導入やテイクアウト可能な料理の提供など、幅広いサービスを展開しており、特にアルコール類では十数種のワインを取り揃えています。

また、国内だけでなく海外にも店舗を展開し、中国では独立資本として成功を収め、価格相応かつ質の高い料理を提供しています。

▼サイゼリヤによく行くと回答した方の声

「サイゼリヤはいろいろな食べ物や飲み物を手頃な値段で注文できるので、素晴らしいと思う!」(30代・ニュージーランド・ 女性)

「サイゼリヤは、手頃な価格で大人も子供も楽しめるメニューが豊富なレストランなのでよく行きます」(30代・ フランス・男性)

「サイゼリヤが一番好きです。学生のころから友達とよく行く場所なので、思い入れがあります。」(30代・メキシコ・女性)

2位:ガスト

ガストは、すかいらーくグループが展開するファミリーレストランチェーンの一つです。1992年にバブル崩壊後の低迷期に誕生し、当初は高級路線の実験店舗としてスタートしました。しかし、その後低価格の新業態として転換し、セルフサービスの導入や工夫された運営方法により、業界で話題となるブームを巻き起こしました。

ガストでは、洋風・和風メニューのラインアップを豊富に揃え、目玉焼きハンバーグやきのこ雑炊など、幅広い年齢層に支持される人気メニューを提供しています。また、2005年からはドリンクバーをプレミアムカフェへとグレードアップし、品質の向上に努めています。

さらに、デリバリーやテイクアウト部門の強化や、他のレストラン企業やフードビジネス企業とのM&Aを通じた成長戦略を展開し、幅広いニーズに対応しています。ガストは、おいしい料理をリーズナブルな価格で提供することをコンセプトに、多くの人々に親しまれています。

3位:ココス(COCO’S)

ココス(COCO’S)は、1978年に設立されたファミリーレストランチェーンで、日本国内で展開されています。元々はアメリカのチェーンレストラン事業のブランドでしたが、日本では1980年に1号店をオープンしました。

初めは完全なアメリカンスタイルのレストランでしたが、メニューが変更され、ハンバーグなどを中心とする日本型ファミリーレストランへと変化していきました。2000年にはゼンショーグループの傘下に入り、急速に規模を拡大しています。

現在は全都道府県に出店しており、一部店舗では朝食バイキングや朝食メニューも提供しています。また、エリアフランチャイズも展開され、北陸全域や関西の一部では別法人によって運営されています。

4位:デニーズ(Denny’s)

デニーズ(Denny’s)は、セブン&アイ・フードシステムズが日本国内で展開するファミリーレストランチェーンです。かつてはアメリカの大手レストランチェーン「デニーズ」と提携していましたが、現在は独自のブランドとして展開されています。

1974年に神奈川県横浜市で1号店がオープンし、アメリカからの料理レシピや調理器具を導入し、本格的なアメリカンメニューを提供してきました。その後、日本独自のメニューも開発され、和食や洋食を組み合わせた料理が人気を博しています。

デニーズには、フルサービスのドリンクサービスや豊富な卵料理、季節限定メニューなど様々な特徴があります。店舗は主にロードサイドやビル内に展開され、幅広い層に愛されるファミリーダイニングとして親しまれています。

5位:ジョナサン(Jonathan’s)

ジョナサン(Jonathan’s)は、すかいらーくレストランツ株式会社が運営する都市型ファミリーレストランチェーンです。1970年代後半に誕生し、首都圏都心部を中心に約300店舗を展開しています。

ジョナサンは、コーヒーショップタイプのレストランとして始まりましたが、後にファミリーレストランタイプに転換し、幅広いフルラインメニューを提供することで人気を博しました。食材の鮮度を重視し、接客サービスと清潔な店舗を追求する姿勢が、集客率と利益率の向上につながりました。ジョナサンは、消費者のニーズに合わせたレストラン運営を目指し、様々な試みや事業展開を行っています。

6位:ロイヤルホスト(Royal Host)

ロイヤルホスト(Royal Host)は、ロイヤルホールディングスの子会社で、ファミリーレストランを運営するロイヤルフードサービスが展開するチェーンです。

1953年に福岡で誕生し、「宮廷のもてなし役」を意味する名前で親しまれています。洋食を中心に提供していましたが、日本料理や中華料理、イタリア料理なども加わり、バラエティ豊かなメニューが特徴です。また、バイキング形式の店舗もあり、ソフトドリンクやサラダ、パンなどを食べ放題で楽しめます。

看板メニューのオニオングラタンスープは、1954年から提供されており、マリリン・モンローも愛した逸品として知られています。現在は全国に222店舗を展開し、幅広い地域で親しまれています。

7位:ジョイフル(Joyfull)

ジョイフル(Joyfull)は九州を中心に展開するファミリーレストランチェーンで、福岡証券取引所に上場しています。店名の「Joyfull」は「楽しさ」と「いっぱい」を意味し、概要としては小商圏への出店と低価格戦略を特徴としています。

1979年に開店した1号店から始まり、直営店舗が大半を占めますが、九州や山口地方にはフランチャイズ店も展開しています。地域子会社の体制を経て、2023年6月現在は656店舗が営業しています。

8位:和食さと

「和食さと」はSRSホールディングスの子会社であり、日本最大の店舗数を誇るファミリーレストランチェーンです。和食をメインに提供する一方、洋食のメニューも豊富に揃えています。

毎日店舗で仕込まれる出汁と旬の食材を活かした料理が特徴で、食べ放題の「さとしゃぶ」や季節の和膳が人気です。関西を中心に展開しており、ドリンクバーも充実しています。2022年には新しい食べ放題メニュー「さと式焼肉」を導入し、常に新しい試みを行っています。

9位:やよい軒(YAYOI KEN)

やよい軒(YAYOI KEN)は、プレナスが展開する外食チェーンで、定食や丼物を提供しています。2006年7月までは「めしや丼」という名前でしたが、その後「やよい軒」に改名しました。

塩井民次郎が1886年に東京に西洋料理店「彌生軒」を開店し、その後、関東・関西・九州地方で展開を広げました。現在は日本全国に380店舗を展開し、海外にも21店舗の支店があります。

特に、定食・朝食メニューでは一部の店舗を除き、ご飯のおかわりが無料となっており、券売機を導入してオーダーをスムーズに行っています。また、台湾やシンガポールの支店ではタブレットでの注文が可能です。

10位:バーミヤン(Bamiyan)

バーミヤン(Bamiyan)は、すかいらーくグループの子会社である株式会社すかいらーくレストランツが運営する中華料理のファミリーレストランチェーンです。

店名の由来は、シルクロードの古都であるアフガニスタンのバーミヤンからで、中華料理を通じて人々を結びつける願いが込められています。桃をマークに使用し、中国の言葉「桃李不言下自成蹊」に因んでいます。

1986年に東京都町田市に1号店がオープンし、以後関東地方や関西地方を中心に店舗を展開。現在は352店舗を擁し、低価格で均一な味を提供し、クルーへの教育や調理手順の効率化にも力を入れています。

日本在住外国人がよく行くファミレスランキングの上位ファミレスに共通する特徴

日本在住外国人がよく行くファミレスランキングの上位ファミレスに共通する特徴は、手頃な価格と豊富なメニューの提供です。また、ランキング上位のファミレスは、多様な年代や国籍の客に愛されており、学生から社会人、ファミリーまで様々な年代の方が頻繁に訪れているという特徴があります。

総括

今回のアンケート調査の結果から日本在住外国人がファミレスを選ぶ際は、「価格」や「メニューの豊富さ」「あらゆる年代の人々が楽しめるか」という点を重視していることがわかりました。

また、ファミレスランキングには、日本在住外国人のみならず日本人にも人気のファミレス店が名を連ねました。

今回のアンケート調査が、外国人に関わるすべての人や企業に役立つことを願っています。外国人の視点から得られたこの情報を活用し、より多くの外国人を受け入れ、多様性を尊重する環境を築く一助となることを期待しています。

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