2023年11月12日、東広島市で、留学生や技能実習生などの外国人が、日本語で日常生活での経験や感じたことを発表するスピーチコンテスト(「第20回東広島市外国人日本語スピーチコンテスト」)が行われました。
このコンテストは、国際理解を促進するために、東広島市国際化推進協議会などが毎年開催しており、今回が20回目の記念すべき年で、7か国から合計12人が日本語でスピーチを披露しました。
ネパール出身の日本語学校生、サル・ミナクシさんは、アルバイト先での経験を共有し、最初は日本語を理解できずに仕事が難しかったが、メモを取ったり積極的に質問をしたりして諦めずに努力した結果、今では日本人のスタッフから「とっても助かるよ」と評価されていることをスピーチしました。
最優秀賞を受賞した劉一明さんは、広島大学の留学生で、2023年9月に中国から来日しました。彼は、日本の小説の主人公から逆境に立ち向かう勇気と一歩を踏み出す力を得たと述べ、「日本で活躍するという新たな夢に向かって走っていきたいです」と情熱的に語りました。
会場には、関係者や市民など約100人が訪れ、各スピーチに大きな拍手を送りました。70代の女性は、発表を聞いて、「異国で頑張って人生を切り開くエネルギーがすごいなと思います」と感想を述べました。
様々な企業や団体、地方自治体がこのような外国人による日本語のスピーチコンテストを行っていますが、このような取り組みが外国人と共に暮らす日本人の住民にも知っていただき、共存できる街づくりができると良いですね!