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8月 円安の影響で、アメリカ・カナダ・オーストラリアからの訪日外国人旅行客が増加

2023年8月の出入国統計により、新型コロナウイルスの影響にもかかわらず、日本への外国からの旅行者数がほぼ「コロナ前」の水準に回復していることが示されました。特に、円安がアメリカ、カナダ、オーストラリアからの旅行者数に影響を与えており、今後もこの傾向が続く可能性が高いです。

2023年8月の出入国統計(速報値)が9月15日に公表されました。通常、8月は海外旅行のピークシーズンですが、新型コロナウイルスの影響で、2020年以降は海外旅行が大幅に減少しました。2023年に入り、日本も「コロナ明け」モードになりましたが、海外旅行が「コロナ前」と同じように回復しているのか、詳しく見てみましょう。

外国からの旅客は、ほぼ「コロナ前」と同じ水準に回復しています。2023年8月には197万9,134人が日本を訪れました。これは2019年8月の209万9,500人と比較して94.3%に達し、ほぼ「コロナ前」の水準に戻ったことを示しています。

地域別に見ると、北アメリカ(カナダ、米国など)とオセアニア(オーストラリアなど)は2019年と比べて訪日者数が増加しています。北アメリカは17万7,680人に増加し、オセアニアも3万788人に増加しました。その他の地域も、アフリカを除いて90%以上の水準で回復しています。

アジアでは、韓国からの訪日者数が2倍近くに増加し、円安の影響があると考えられます。しかし、中国からの訪日者数は依然として大幅に減少しており、中国政府の団体旅行規制が影響しています。規制がなければ、訪日者数が「コロナ前」を上回る可能性があります。

一方で、日本人の海外旅行者数は「コロナ前」の半分以下にとどまっています。これは物価の上昇や急激な円安、高騰する燃料価格、飛行機代の増加、一部国でのインフレの影響があるためです。経済的な要因から、多くの人が海外旅行に行けない状況が続いており、日本人の海外旅行者数が回復するペースは遅いと言えます。

(参考)<8月の出入国管理統計>海外からの旅行客は「コロナ前の水準」に回復したが、日本人の海外旅行は「コロナ前の半分」…そのワケは?(THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン)) – Yahoo!ニュース

YOLO総研 編集部 ピロ

円安の恩恵を受けて、アメリカ、カナダ、オーストラリアからの旅行者数が増加している可能性が高く、今後もこの傾向は続くでしょう。特に、円安が続けば、これらの国々からの観光客は増加し、日本の観光業にプラスの影響をもたらすでしょう。ただし、円高の場合、逆の影響が出る可能性もあるため、為替市場の動向を注視することが重要です。

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