コラム

兵庫県に住む外国人労働者の特徴

兵庫県における外国人労働者の動向は、企業経営者や人事にとって重要な情報源です。この記事では、兵庫県に住む外国人労働者の特徴について詳しく紹介していきます。具体的には、外国人労働者の動向や傾向、国籍や在留資格による労働者の特徴、そして地域や産業別の分析を通じて、兵庫県の外国人労働者の状況を総合的に紹介していきます。

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直近の外国人労働者・外国人雇用企業の傾向

兵庫県の2022年10月末時点での外国人労働者・外国人雇用企業の傾向を紹介します。兵庫県では外国人労働者数が過去最高の51,092人に達し、雇用する事業所は9,468か所に増加しています。

特に製造業や医療・福祉業での外国人労働者数が増加しており、神戸や阪神地域が6割以上を占める地域的な集中が見られます。また、小規模事業所での雇用が多く、30人未満の事業所が半数以上を占めています。労働者派遣・請負事業所数はやや減少していますが、その中で外国人労働者の数は増加傾向にあります。

(出典)令和 4 年10月末現在の外国人雇用状況の届出状況について|兵庫労働局

【国籍別】兵庫県の外国人労働者の特徴

ベトナム人が最も多く、外国人労働者の43.0%を占めています。中国、フィリピンがその後に続きます。特に、ミャンマー、ネパール、インドネシアの外国人労働者数が前年比で大幅に増加しています。一方で、中国とペルーは前年比で労働者数が減少しています。

ベトナム人が最も多い理由として、日本との関係が深く、ベトナム国内からの労働者派遣が盛んに行われているからです。また、ベトナムからの労働者が技能実習生として、多く来日していることも影響しています。中国やフィリピンも経済や文化的な繋がりがあり、労働者派遣が活発化しているため、労働者数が多いと考えられます。

(出典)令和 4 年10月末現在の外国人雇用状況の届出状況について|兵庫労働局

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【在留資格別】兵庫県の外国人労働者の特徴

「専門的・技術的分野の在留資格」が最も多く、外国人労働者数の25.1%を占めています。それに続くのは「資格外活動」、「身分に基づく在留資格」、「技能実習」です。特に、平成31年に創設された「特定技能」の外国人労働者数も増加しています。G7等の外国人労働者は、「専門的・技術的分野の在留資格」が最も多い傾向です。

専門的・技術的分野の在留資格が多い理由は、技術や専門知識を持つ外国人が、日本の企業や産業で需要が高いということが考えられます。また、特定技能制度の導入により、特に専門的な技術を持つ外国人労働者の受け入れが増えていると見ることもできます。

(出典)令和 4 年10月末現在の外国人雇用状況の届出状況について|兵庫労働局

【国籍別・在留資格別】兵庫県の外国人労働者の特徴

ベトナムでは、「技能実習」が多く、中国では「身分に基づく在留資格」が主流です。フィリピンでは「身分に基づく在留資格」が最も多いです。ペルー、ブラジル、韓国では「身分に基づく在留資格」が最も高い割合を示しています。インドネシアとミャンマーでは「技能実習」が多く見られます。

【地域別】兵庫県の外国人労働者の特徴

兵庫県内の外国人労働者の地域別分布を見ると、神戸地域が最も多くの外国人労働者を雇用しています。特に、神戸市を中心とした神戸地域では、ハローワークからの求人数が多く、外国人労働者の需要が高いことが窺えます。阪神地域や西播磨地域も外国人労働者の需要が高い地域であり、経済活動が盛んなエリアであることが影響していると考えられます。

(出典)令和 4 年10月末現在の外国人雇用状況の届出状況について|兵庫労働局

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【産業別】兵庫県の外国人労働者の特徴

製造業が最も外国人労働者を多く雇用しています。これは、兵庫県が工業地帯であり、製造業が盛んな地域であるためです。特に自動車や電機製品などの製造業が多く、技術や専門知識を要するため、外国人労働者の需要が高いと考えられます。また、サービス業や卸売業・小売業も外国人労働者が多く従事しており、地域経済の多様性を反映しています。

(出典)令和 4 年10月末現在の外国人雇用状況の届出状況について|兵庫労働局

【地域別・在留資格別】兵庫県の外国人労働者の特徴

各地域ごとに、在留資格の割合に差が見られます。これは、周辺地域の産業構造や需要によるものと考えられます。たとえば、製造業が多い地域では専門的な技術を持つ外国人の需要が高く、その結果、「専門的・技術的分野の在留資格」の割合が高くなります。一方で、観光地や商業地域では、「資格外活動」や「身分に基づく在留資格」の割合が高くなる傾向があります。

(出典)令和 4 年10月末現在の外国人雇用状況の届出状況について|兵庫労働局

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【事業所規模別】兵庫県の外国人労働者の特徴

小規模事業所での外国人労働者の需要が大きいことがわかります。これは、小規模事業所が中小企業や地域密着型の企業が多いため、外国人労働者の受け入れが比較的容易であることが要因として考えられます。また、製造業においても小規模事業所での需要が高く、これは地域経済の基盤となっている中小企業が多いためと考えられます。

(出典)令和 4 年10月末現在の外国人雇用状況の届出状況について|兵庫労働局

まとめ

兵庫県における外国人労働者数の増加傾向がみえてきました。特に製造業や医療・福祉業での需要が高まり、地域や産業によって需要の差異が見られます。神戸や阪神地域が外国人労働者の中心地であり、小規模事業所での雇用が多い傾向があります。さらに、国籍や在留資格による労働者の特徴もあり、地域経済や産業構造の影響が大きいことが示唆されています。

兵庫県では、今後も外国人労働者の需要の増加と共に、労働環境の改善が求められるでしょう。

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