浜松市中区で開催された「JOBマッチングフェア」で外国人留学生の市内就職を促進。県内企業の魅力を発信し、産業人材の確保と定着を目指しました。
浜松市は、静岡県内の大学・大学院に在籍する外国人留学生を対象に、アクトシティ浜松コングレスセンターで初めて「JOBマッチングフェア」を開催しました。
県内の外国人留学生の県内就職率が3割程度にとどまる現状を受け、市内企業の魅力を発信し、優秀な産業人材の確保と定着を図ることを目的としています。このフェアには製造業を中心に市内18社がブースを設け、担当者が自社の特徴や魅力、留学生の採用方針、社内教育、キャリアプランなどを紹介しました。さらに、外国人社員も同席し、英語などを使って勤務環境などをわかりやすく伝えました。
来場者の一人であるインドネシア出身のケビン・セムエルさん(27)は、静岡産業大学に留学中であり、「県内の製造業での就職を希望している。多くの企業の話を一度に聞けるので、今日はとてもいい機会だ。早く就職を決めたい」と話しています。
このように、浜松市の「JOBマッチングフェア」は、外国人留学生と市内企業との相互理解を促進し、市内での就職機会を増やすための重要なイベントとなりました。